この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
妻からのDVが原因で、子ら2人を連れて自宅を出て別居中の夫からの下記相談。妻から、別居中の子らの監護権と子らの引き渡しを求める裁判を提起された。最終的には、親権をとって離婚したいが、裁判にどのように対応したらよいか分からない。
解決への流れ
妻側が提起したのは、①子らの引渡しを求める仮処分と②その審判、③子らの監護者を定める仮処分と④その審判、という4つの裁判でした。弁護士が夫の代理人となって、審判手続や調査官調査において、これまで夫が子らに関わってきた事情を丁寧かつ詳細に裁判所に説明しました。最終的に、夫に子らの監護権が認められ、妻側の請求はすべて棄却されました。
別居中の監護権がどちらに認められるかは、離婚の際の親権者をどちらとすべきかという判断にも強く結びつくため、夫側が強く希望していた子らの監護権が認められたことは非常に喜ばれました。その後、親権者を夫として離婚も成立し、夫の当初の希望が実現しました。