この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
信号機によって交通整理が行われていない交差点で、優先道路側を走行してきたX運転のバイクと、劣後道路側から交差点に進入してきたY運転の自動車とが出会い頭に接触する交通事故が発生し(※)、この事故でXはくも膜下出血などの脳外傷を負い、医師から後遺障害として高次脳機能障害が残る可能性が指摘されていました。※ 過失割合は、X側が10%、Y側が90%として扱われる事案です。重篤な後遺障害が予想されたことから,Xとその家族の方々は治療・リハビリの段階から当事務所の弁護士に相談しに来てくれました。
解決への流れ
まず、Xら家族が作成しなければならない書面については、弁護士がXら家族と相談しながら、Xさんの後遺障害の状態(日常生活上の支障など)を漏らさず分かり易く伝えられるよう助言や補助を行いました。また、医師に作成して貰う書面については、その書面がもっている意味などを説明した上で、必要事項に回答してもらい、必要に応じて補足意見を書いて貰うなどしました。こうして準備した書類で後遺障害の認定を申請した結果、Xは【併合6級(高次脳機能障害(7級)を含む。)】との後遺障害の認定を受けました。そして、加害者であるY側の保険会社との示談交渉を行い、最終的には賠償金 8500万円 (※)を獲得することに成功しました。※ 賠償金の内訳として・ 休業損害 約 380万円(労災給付を除く)・ 慰謝料 約1510万円(傷害・後遺障害を含む)・ 逸失利益 約7300万円・ 過失相殺 ▲10%ありを含む。
交通事故問題は早期の段階でのご相談が大切です。保険会社の担当者との交渉等すべて弁護士に任せられるため、安心して治療に専念することができます。抱え込まずに、ご連絡ください。