この事例の依頼主
30代 女性
相談前の状況
離婚後子供と面会交流ができなくなり、同居親の拒絶感が強く話し合いできないことを悩んでいた。
解決への流れ
同居親が面会交流を強く拒んでいたため、調停を申し立てて話し合いを試みたが、同居親の気持ちは変わらなかった。そのため、審判に移行。審判段階での調査官調査により、同居親が一生懸命に子供を監護しており監護状態がとても良いことが分かった。依頼者の感謝の気持ちを伝えたり、同居親による良好な監護状態を評価すること等により、同居親の心情を柔らかくしていきながら、試行的面会を繰り返し、最後は依頼者の希望する面会交流条件で合意が成立した。
最初の相談から審判段階での合意成立まで長い時間がかかりましたが、依頼者がどんなに辛い時も弱音を吐かず、子供のために諦めなかったことが大きかったと思います。特に面会交流事案は解決まで時間がかかったり、交渉過程で激しく気持ちが揺さぶられることがありますが、それでも諦めず進めていくことができるようにサポートすること、適切なタイミングで同居親を軟化させるような適切な主張をしていくことの大切さを実感した事案です。